韓国での心臓の救急:119、AED、そして外国人患者が知っておきたい「ハートセイバー」の本当の意味
韓国の「ハートセイバー」を、病院の救急システムだと思い込む外国人は少なくありません。しかし、そうではありません。韓国でいう ハートセイバー (하트세이버)とは、心肺蘇生(CPR)やAEDで心停止の患者を救った人に、消防庁が授与する認定のことです。このガイドでは、この言葉の本当の意味、韓国の心臓の救急への対応、そして外国人患者が施術の前に確認できることを説明します。

1.「ハートセイバー」とは本当は何か
韓国の消防は2008年から、心停止の患者が病院に着く前に心拍を回復させた救急隊員や一般の市民に、ハートセイバーの認定証とバッジを授与しています。
報道によると、主な基準は次のとおりです。
- 病院到着前に心拍が戻る
- 患者の意識が戻る
- 入院後72時間以上生存する
命を救った人の行動をたたえるもので、機器や病院の手順の名前ではありません。
2. 119に電話する
119は、韓国の消防・救助・救急の番号です。119による救急搬送は無料です。
いくつかの地域の消防本部では、通報者・通訳者・119指令センターをつなぐ3者通話の通訳を行っています。韓国語に自信がなければ、「emergency」と自分の言語をはっきり伝え、電話を切らずに待ちましょう。韓国観光公社の「1330観光案内電話」でも通訳の手助けを受けられます。
3. 公共の場所のAED
韓国の「救急医療に関する法律」第47条の2により、指定された施設には自動体外式除細動器(AED)などの救急装備を備える義務があります。例:
- 医療機関
- 救急車、航空機、列車、船舶
- 旅客ターミナル
- 大規模な競技場
- 官公庁
- 500世帯以上の集合住宅
- 従業員300人以上の事業所
違反した施設には過料が科されることがあります。AEDはたいてい緑と白の標識で示されていて、英語を含む音声案内が流れるものも多くあります。
4. 韓国の手術室の安全ルール
2023年9月25日から、医療法第38条の2により、意識のない患者に手術を行う病院は手術室にCCTVを設置することが義務づけられています。全身麻酔と計画的な鎮静が対象です。患者や保護者が求めた場合は撮影しなければならず、映像は30日以上保管されます。
韓国の法律は、すべての鎮静に専任の麻酔科医を求めているわけではありません。大韓麻酔疼痛医学会は、患者の状態を見守れる麻酔の担当医が鎮静を行い、監視するよう推奨しています。対応はクリニックによって異なるので、確認する価値があります。
5. 外国人患者が手術前に聞ける質問
- 麻酔や鎮静は誰が行いますか?施術の間ずっと麻酔科専門医が立ち会いますか?
- どのようなモニタリングを使いますか(パルスオキシメーター、心電図、血圧、カプノグラフィー)?
- 施術エリアにAED、酸素、緊急用の薬はありますか?
- 万一のときは、どの病院にどうやって搬送されますか?
- 希望すれば、手術室のCCTVで手術を録画してもらえますか?
「リスクはありません」と約束するだけのクリニックより、これらの質問に書面ではっきり答えてくれるクリニックのほうが信頼できます。
6. まとめ
韓国には整った119の救急ネットワークがあり、AEDや手術室のCCTVについての法律もあります。しかし「ハートセイバー」は命を救った人への賞であって病院の安全システムではなく、麻酔の体制もクリニックによって異なります。予約の前に確認しましょう。
この記事は一般的な情報であり、医療や法律の助言ではありません。制度は変わることがあるので、最新の情報は公式の情報源(消防庁、保健福祉部、国家法令情報センター)で確認してください。
KOREA MEDI HUB. COMをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。